| 相対度数 | |
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| 四分位範囲 | |
| 外れ値 |
レッスン
理論 — データを図で表す
変数の分布とは、どの値がどれだけ現れるかを表したものです。質的変数は各個体をカテゴリに分け、量的変数は計算することに意味のある数値を与えます。
公式の導き方
- 変数の種類を確かめる。カテゴリなら度数を数えて棒グラフに、数値なら数直線上に表します。郵便番号や背番号のように、数字が単なる識別のための記号なら、質的変数です。
- 度数を数える。カテゴリや階級に入る個体の数を度数 f といい、f を個体の総数 n で割ったものを相対度数といいます。相対度数の合計は1です。小さい階級から順に相対度数を足したものが、累積相対度数です。
- 個々の値を残す:ドットプロットと幹葉図。ドットプロットは、数直線上の各データの位置に点を打ち、同じ値の点を積み重ねます。幹葉図は、各値を末尾以外の桁である「幹」と、末尾の桁である「葉」に分けます。たとえば47なら4 | 7です。葉の単位 u は、葉の数字がどの位を表すかを示します。u = 0.1なら、同じ4 | 7が4.7を表します。
- 階級にまとめる:ヒストグラム。階級の幅 w と境界の位置 a を決めます。各階級には左端の値を含め、右端の値は含めません。棒の高さは、その階級の度数です。階級は数直線上に隙間なく並ぶので、棒も隙間なく接します。
- 五つの数で要約する:箱ひげ図。データを小さい順に並べます。中央値 M は中央の値で、n が偶数なら中央に並ぶ二つの値の平均です。Q₁とQ₃は、それぞれ下半分と上半分の中央値。n が奇数の場合、M はどちらの半分にも含めません。箱はQ₁からQ₃までを描き、箱の端から1.5 IQRを超えて離れた値は、外れ値として個別の点で示します。ひげは、外れ値を除いた最も端の値まで伸ばします。
- 前提
- 四分位数の求め方は、計算機によって異なります。このページではTI-84やAP統計で使われる、データを上下の半分に分ける方法を採用しています。表計算ソフトの関数は値の間を補間するため、同じデータでもQ₁やQ₃が異なることがあります。
全プロセスの詳細解説
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質的変数と量的変数 2 ステップ
ある学校では、生徒ごとに(a)きょうだいの人数、(b)身長(cm)、(c)好きな教科、(d)郵便番号、(e)100 m走のタイムを記録しています。質的変数と量的変数に分け、量的変数のうち離散変数はどれか答えてください。
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平均を求めることに意味があるか、考えてみましょう。平均身長やきょうだいの平均人数には意味があります。「好きな教科の平均」には意味がありません。郵便番号も数字で書きますが、平均を求めても意味はありません。
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量的変数のうち、人数などを数えた値は整数しかとれません。一方、長さや時間などの測定値は、ある区間内のどの値でもとりえます。
解答
質的変数は(c)、(d)。量的変数は(a)、(b)、(e)で、このうち(a)は離散変数、(b)と(e)は連続変数です。
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度数分布表と棒グラフ 3 ステップ
20人の生徒に「ふだん、どうやって通学していますか」と尋ねると、自動車、バス、徒歩、自動車、自転車、バス、自動車、徒歩、自動車、バス、自動車、自転車、徒歩、自動車、バス、自動車、徒歩、自動車、バス、自動車という回答でした。相対度数を含む度数分布表を作り、最頻値を答えてください。また、どのグラフで表すのが適切でしょうか。
解答を表示
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回答ごとに人数を数えます。合計が n になることを確かめましょう。
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各度数を n = 20 で割ります。
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通学方法は質的変数なので、棒グラフで表します。回答のカテゴリごとに棒を描き、棒の間は空けます。並び順は、見やすいように選べます。
解答
自動車9人(45%)、バス5人(25%)、徒歩4人(20%)、自転車2人(10%)。最頻値は自動車です。適切なグラフは棒グラフです。
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ドットプロットを読む 2 ステップ
オールド・フェイスフル間欠泉の噴出間隔の最初の25件をドットプロットにしました。値は分単位で、47、47、51、51、52、52、54、54、55、62、62、69、74、74、78、78、79、79、83、84、84、85、85、85、88です。80分を超えた割合を求め、値がどのあたりに集まっているか答えてください。
解答を表示
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80より右にある点を数えます。83、84、84、85、85、85、88です。
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分布の形を見ると、点は47〜55と74〜88に集まっています。その間にあるのは62、62、69だけです。
解答
80分を超えたのは25件中7件で、28%です。47〜55と74〜88の二つのまとまりがあり、その間には三件だけあります。
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幹葉図から中央値と四分位数を求める 3 ステップ
同じ25件の噴出間隔を幹葉図に表し、中央値と四分位数を求めてください。
解答を表示
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十の位の4〜8を幹、一の位を葉として、葉を小さい順に並べます。
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n = 25なので、中央値は上から数えて13番目の葉が表す値です。
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中央値を除きます。下半分は最初の12個なので、Q₁は6番目と7番目の値の平均です。上半分は最後の12個なので、Q₃は全体の19番目と20番目の値の平均です。
解答
M = 74分、Q₁ = 53分、Q₃ = 83.5分です。
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ヒストグラムと中央値を含む階級 3 ステップ
同じ25件の噴出間隔を、40から始まる幅10分の階級にまとめてください。各階級の相対度数と累積相対度数を求め、中央値がどの階級に入るか答えてください。
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[40, 50)、[50, 60)、…の各階級に入る件数を数えます。50のように境界上にある値は、右側の階級に含めます。
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各度数を25で割り、さらに小さい階級から順に足していきます。
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中央値は13番目の値です。累積度数は[60, 70)までで12、[70, 80)までで18なので、13番目の値は[70, 80)に入ります。
解答
相対度数は8%、28%、12%、24%、28%。累積相対度数は8%、36%、48%、72%、100%です。中央値は[70, 80)に入ります。
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外れ値の判定境界とひげの端 3 ステップ
ニューカムによる光の所要時間の測定66件では、Q₁ = 24、M = 27、Q₃ = 31です。小さいほうから−44、−2、16、16と並び、大きいほうの値は37、39、40です。外れ値の判定境界と外れ値を求め、箱ひげ図のひげがどの値まで伸びるか答えてください。
解答を表示
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四分位範囲を求め、箱の両端からそれぞれ1.5 IQRだけ外側にある判定境界を計算します。
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13.5未満、または41.5を超える値が外れ値です。−44と−2は13.5未満で、41.5に達する値はありません。
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ひげは、外れ値を除いた最も端の値まで伸ばします。小さい側は16、大きい側は40です。−44と−2は独立した点として描きます。
解答
判定境界は13.5と41.5、外れ値は−44と−2です。箱は24から31まで、中央値は27。ひげの端は16と40です。
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箱ひげ図からはわからないこと 2 ステップ
クラスAの得点は40、48、50、51、53、57、58、59、60、62、78、80、81、83、84、86、87、89、92、100、クラスBの得点は40、43、47、50、54、56、59、62、66、69、71、74、78、81、84、86、90、94、97、100です。箱ひげ図を比較し、次に階級幅10点のヒストグラムを比較してください。
解答を表示
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n = 20なので、中央値は10番目と11番目の値の平均です。上下の半分にはそれぞれ10個の値があるので、Q₁は全体の5番目と6番目、Q₃は15番目と16番目の値の平均になります。
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どちらも最小値は40、最大値は100なので、箱ひげ図は同じになります。ところが、[40, 50)から順にヒストグラムの棒を比べると、度数は異なります。
解答
二つの分布は異なりますが、五数要約はどちらも40、55、70、85、100で、箱ひげ図は同じです。クラスAには二つのまとまりがあり、62点と78点の間には誰もいません。ドットプロットと幹葉図では、この空白を正確に読み取れます。ヒストグラムにも二つのまとまりが見えますが、箱ひげ図からはどちらもわかりません。クラスBの得点は均等に広がっています。
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補充問題(答えのみ)
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12、15、15、18、20、22、25、31、47の五数要約を求め、47が外れ値かどうか答えてください。
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12、15、20、28、47。上側の判定境界は47.5なので、47は外れ値ではありません。
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タイタニック号の乗船者2,201人のうち、885人は乗組員でした。乗組員の相対度数を求めてください。また、「船室等級」という変数を表すには、どのグラフが適切でしょうか。
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885/2,201 ≈ 40.2%。棒グラフが適切です。
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葉の単位が0.1の幹葉図で、3 | 4と−0 | 2は、それぞれどの値を表しますか。
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3.4と−0.2
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オールド・フェイスフル間欠泉の噴出間隔272件を、40から始まる幅5分の階級にまとめると、最初の四つの階級の度数は1、20、32、24です。60分未満の噴出間隔は全体の何%でしょうか。
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77/272 ≈ 28.3%
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ドットプロット、幹葉図、ヒストグラム、箱ひげ図のうち、個々のデータの値をすべて読み取れるのはどれですか。
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ドットプロットと幹葉図です。ただし、幹葉図で読み取れるのは葉の単位までです。
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ある箱ひげ図ではQ₁ = 30、Q₃ = 50です。82は外れ値でしょうか。0はどうでしょうか。
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82は外れ値です(上側の判定境界は80)。0は外れ値ではありません。下側の判定境界が0であり、0はその境界を下回らないからです。
学習の道すじ
統計学:データから比率へ
参考文献 (6)
- The stem-and-leaf display, the box-and-whisker plot, and the fences 1.5 times the spread between the hinges beyond the box, which the outlier rule on this page follows: Tukey, J. W. (1977). Exploratory Data Analysis. Reading, MA: Addison-Wesley. ISBN 0-201-07616-0.
- Why quartiles differ between calculators and packages: nine sample-quantile definitions in use, compared. This page uses the medians of the two halves: Hyndman, R. J. & Fan, Y. (1996). Sample quantiles in statistical packages. The American Statistician, 50(4), 361–365.
- The rule behind the page's starting bin width, about 1 + log₂ n classes: Sturges, H. A. (1926). The choice of a class interval. Journal of the American Statistical Association, 21(153), 65–66.
- Old Faithful's 272 waiting times between eruptions, the data set behind the first three presets and insight block 1; R's documentation gives the source as Härdle (1991): R Core Team. faithful: Old Faithful Geyser Data. R datasets package documentation; source: Härdle, W. (1991). Smoothing Techniques: With Implementation in S. New York: Springer.
- Simon Newcomb's 66 measurements of the passage time of light (1882), as listed in Table 5; the Newcomb preset and solved problem 6: Stigler, S. M. (1977). Do robust estimators work with real data? The Annals of Statistics, 5(6), 1055–1098.
- The Titanic preset: 325 first-class, 285 second-class and 706 third-class passengers and 885 crew, 2,201 people, from the British Board of Trade inquiry: Dawson, R. J. MacG. (1995). The “unusual episode” data revisited. Journal of Statistics Education, 3(3).