| 二つの式の積 | |
|---|---|
| 式の平方 | |
| 平方の差 | |
| 整数係数で因数分解できる条件 |
レッスン
理論 — 式の展開と因数分解
括弧を外して積を項の和に直すことを展開といいます。逆に、項の和を式の積に直すのが因数分解です。できる限り、整数係数の式の積で表します。
公式の導き方
- すべての項に、相手のすべての項を掛けます。 二項式どうしを掛けると、積は四つできます。長方形を分けた四つの領域にあたります。
- 同類項をまとめます。 二つの帯状の領域はどちらも x の項なので、足し合わせて中項にまとめます。その和が、中項の係数を決めます。
- 因数分解では、まず共通因数をくくり出します。 a、b、c の最大公約数に a と同じ符号をつけてくくり出すと、括弧内に残る三項式の x² の係数が正になります。
- 括弧の中に入る式を求めます。 x² + bx + c では、積が c、和が b になる二つの数を探します。a が 1 でないときは、積が ac、和が b になる二つの数を使って中項を分け、項を組にして共通因数をくくります。
- 数を探す前に、判別式を確かめます。 整数係数の式の積に因数分解できるのは、b² − 4ac が平方数のときに限ります。平方数でなければ、いくら探しても見つかりません。
全プロセスの詳細解説
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マイナスの項を含む二つの式の積 2 ステップ
(2x − 1)(3x + 4) を展開しましょう。
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最初の括弧内の各項に、次の括弧内の各項を掛けます。−1 は、どちらの項に掛けるときも符号をつけたまま計算します。
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中央の二つの積はどちらも x の項なので、同類項としてまとめられます。
解答
6x² + 5x − 4。
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式の平方 4 ステップ
(2x − 3)² を展開しましょう。また、4x² − 12x + 9 という式だけを見て、式の平方になっていると判断するには、どこに注目すればよいでしょうか。
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式の平方は、同じ式どうしの積です。ほかの積と同じように中項が現れ、その値は括弧内の両項の積の 2倍になります。
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よくある間違いは、この中項を落としてしまうこと。x に値を一つ代入するだけで、間違いを確かめられます。
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逆にたどると、初項と定数項はそれぞれ平方の形で、中項はそれらの平方根の積に符号をつけて 2倍したものです。ここでは −12x = −2(2x)(3) なので、括弧内の符号はマイナスになります。
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判別式を使えば、見当をつけなくても確かめられます。判別式が 0 なので、二つの解が一致し、二つの因数も同じ式になります。
解答
4x² − 12x + 9 = (2x − 3)²。 4x² + 9 ではありません。x = 1 のとき、(2x − 3)² の値は 1 ですが、4x² + 9 の値は 13 です。
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三つの式の積 4 ステップ
(x + 2)(x − 1)(2x + 3) を展開しましょう。
解答を表示
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まず、二つの括弧を選んで掛け合わせます。このツールで計算できるのは、ここまでです。
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次に、できた三項式に残りの括弧を掛けます。三項式の各項に、2x + 3 の両項をそれぞれ掛けるので、積は六つできます。
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同類項をまとめます。3x² と 2x² で 5x²、3x と −4x で −x です。
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計算しやすい値を代入して確かめましょう。x = 1 なら中央の括弧内が 0 になるので、積も 0。展開した式の値も 0 になるはずです。
解答
2x³ + 5x² − x − 6。
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a = 1 のときの因数分解 4 ステップ
x² − 2x − 15 を因数分解しましょう。
解答を表示
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(x + m)(x + n) を展開すると、探す数の条件がわかります。積が −15、和が −2 になる二つの数です。
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積が −15 になる整数の組を書き出します。積が負なので、片方は正、もう片方は負です。
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和が −2 になるのは、3 と −5 の組だけです。
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展開して元の式に戻るか確かめます。
解答
(x − 5)(x + 3)。
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機能するかを確かめるための6x² + 5x − 4の因数分解 7 ステップ
6x² + 5x − 4 を因数分解しなさい。また、因数分解可能であるかどうかを事前に判定しなさい。
解答を表示
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まず判別式を計算します。ほんの1行の計算で、因数を探す意味があるかどうかを即座に判断できます。
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121 は 11² です。したがって整数の範囲で因数分解が可能だとわかります。これで心置きなく探索を始められます。
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方程式の解もまた、この判別式の値から導かれます。判別式が平方数であるため、解は有理数になります。
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解が 1/2 であれば因数 (2x − 1) を持ち、解が −4/3 であれば因数 (3x + 4) を持つことになります。分母を払う操作によって、解がそのまま括弧の式へと変換されます。
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常に展開して確認する習慣をつけてください。中央の2つの領域は 8x と −3x であり、これらを足し合わせると元の式の 5x に一致します。
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今度は定数項を−5に変え、最初の手順を繰り返す。判別式は25 + 120 = 145となる。これは平方数ではないため、整数の辺をもつ長方形は存在せず、探す必要もない。
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ここでこのツールの役割は終わり、数学的な概念の区別が重要になってきます。6x² + 5x − 5 は実数の範囲であれば完全に因数分解でき、√145 を含む括弧の式として表せます。「因数分解できない」という言葉は、常に「私たちが合意した数の範囲では不可能である」という意味を含んでおり、その合意は通常は語られません。
解答
(2x − 1)(3x + 4)。判別式が 121 = 11² となることが、探索を始める前からこの結果を保証していました。−4 を −5 に変えると判別式は 145 となり平方数ではなくなります。式は整数の範囲では因数分解できなくなりますが、実数の範囲では依然として因数分解可能です。
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まず共通因数をくくる 4 ステップ
3x² − 12x − 36 を完全に因数分解しましょう。
解答を表示
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係数はどれも 3 で割り切れるので、まず 3 をくくり出します。
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括弧内は a = 1。積が −12、和が −4 になる二つの数は −6 と 2 です。
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くくり出した 3 を前につけます。
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(3x − 18)(x + 2) も、展開すれば元の三項式に戻ります。ただし、最初の括弧内には共通因数 3 が残っています。因数分解はまだ途中なので、完全に因数分解するよう求められた試験では減点されます。
解答
3(x − 6)(x + 2)。
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x² の係数が負のとき 4 ステップ
12 + 4x − x² を因数分解しましょう。
解答を表示
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次数の高い順に並べ、−1 をくくり出します。これで括弧内の x² の係数が正になります。
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括弧内で探すのは、積が −12、和が −4 になる数なので、−6 と 2 です。
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外のマイナスを最初の括弧内に入れることもできます。採点基準の解答例では、この形がよく使われます。
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x = 0 で確かめます。元の式の値は 12、(6)(2) も 12 です。
解答
−(x − 6)(x + 2)。これは (6 − x)(x + 2) と同じです。
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2乗の差と、8,051 という数 7 ステップ
(x − 5)(x + 5) を展開し、なぜ中央の項が消えるのかを述べてください。次に 95 × 105 を暗算で求め、同じ図が数そのものを分解できるかどうかを判断しましょう。
解答を表示
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長方形の四つの部分を、読む順に並べます。x² を担う角、二本の帯、そして定数の角です。
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二本の帯は 5x と −5x です。これらは打ち消し合い、パネルが表示する三項式には中央の項がまったくありません。
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判別式の行には 100 と表示されています。100 は 10² という平方数なので、整数係数の式の積に因数分解できます。今回は、その積から出発したので、因数分解できることはすでにわかっています。
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項が打ち消し合ったのは偶然ではありません。二つの括弧に同じ数を逆の符号で入れると、帯状の領域は同じ長方形になります。それを一方で足し、もう一方で引くので、どんな数でも打ち消し合います。
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この議論のどこにも、x が文字であることは要求されていません。そこに 100 を入れれば、掛け算が引き算に変わります。
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どんな二つの数も、中点とその両側の差として書けます。ですからこれは、平均が扱いやすいどんな組にも使えます。
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逆向きに読むと、こちらのほうが難しい仕事をこなします。8,051 を因数分解するには、それを別の平方数の分だけ上回る平方数を探します。最初に見つかるのが 90² で、二つの括弧がそのまま因数です。これがフェルマーの因数分解法であり、83 と 97 のように二つの因数が近い位置にあるときにこそ速く働きます。
解答
x² − 25、そして 95 × 105 = 9,975。 二つの帯状の領域は大きさが等しく符号が逆なので、中項が消えて x² − q² が残ります。この恒等式を逆に使うと、式だけでなく数も因数分解できます。8,051 = 90² − 7² = 83 × 97。
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補充問題(答えのみ)
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(3x − 2)(x + 5) を展開しましょう。
答えを表示
3x² + 13x − 10
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(x − 4)(x + 1)(x + 3) を展開しましょう。
答えを表示
x³ − 13x − 12
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x² + x − 20 を因数分解しましょう。
答えを表示
(x + 5)(x − 4)
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10x² − 11x − 6 を因数分解しましょう。
答えを表示
(2x − 3)(5x + 2)
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2x² − 18 を完全に因数分解しましょう。
答えを表示
2(x − 3)(x + 3)
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x² − 7x を因数分解しましょう。
答えを表示
x(x − 7)
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2x² + 3x − 4 は整数係数の式の積に因数分解できますか。
答えを表示
できません。判別式は 41 で、平方数ではないからです。
学習の道すじ